銀行は顧客の死亡をなぜわかるのか!?【その疑問にわかりやすく答えます】

銀行はお客さんの死亡をなぜわかる?

HAJIMENI

「銀行がなぜお客さんの死亡情報をわかるの?」と疑問に思われる方がおおいです。その驚くべき答えをこの記事でおつたえします!

じぶんや周りに相続が近づいていると感じる皆さん、銀行の知られざる仕組みを理解しておくことで、遺産相続の手続きがスムーズに進むことが期待できます。

この記事を読むだけで、銀行が顧客の死亡情報を把握する方法について理解が深まるでしょう。ぜひ今すぐチェックしてください。

本記事の執筆者は、国内の銀行にて銀行員としての勤務を10年以上経験。その間、相続手続きの受付を100回以上行い、幅広いケースに対応した経験があります。さらに、相続手続きが終わらない案件や身内同士で揉める相続案件にも関わった実体験があり、相続問題に関する豊富な知識と実践的なノウハウを持っています。この記事を通して、彼の経験と知識を活かし、読者の皆さんに有益な情報を提供します。

 

  • 家族や遺族からの連絡
  • 法定相続人からの届け出

家族や遺族からの連絡で知る

銀行が顧客の死亡を知る最も一般的な方法のひとつは、家族や遺族からの連絡です。高齢の身内を持つ50代60代の方々が、いざ相続が発生した際にスムーズな手続きを行うためには、まず「死亡が確認された際に銀行へ連絡することが大切です」

死亡が確認された場合、家族や遺族はまず市役所や区役所に死亡届を提出します。その後、銀行にも死亡を報告し、口座の凍結手続きを行う必要があります。

口座凍結とは、故人の預金や残高が不正に利用されないように、一時的に入出金を停止する措置。

遺族は、故人が利用していた銀行の支店に直接出向いて報告するか、電話で連絡することが可能。

連絡の際には、故人の氏名、生年月日、住所、口座番号などの基本情報を伝える必要があります。

また、遺族の連絡先や関係性も確認されることが一般的です。さらに、故人の遺言状や遺産分割協議書がある場合には、それらの書類も銀行に提出することが求められることも。

連絡を行う際には、故人が複数の銀行に口座を持っている場合があるため、家族や遺族はすべての銀行に連絡することが大切です。口座凍結手続きが完了すると、遺族は相続手続きに必要な書類を用意し、銀行口座の解凍や遺産の分配に向けて進みます。

このように、家族や遺族からの連絡は、銀行が顧客の死亡を知るための重要な手段です。適切な手続きを行い、故人の資産を守り、円滑な相続手続きを進めていきますしょう。

 

遺産分割協議書とは、亡くなった人が残したお金や家、土地などの財産(遺産)を、どのように家族や親戚に分けるかを決めるための約束事を書いた紙のことです。この紙には、誰がどんなものをもらうか、どれくらいの割合で分けるかがはっきりと書かれています。家族や親戚みんなが納得して、遺産を分ける方法が決まったら、その約束事を守って遺産を分け合います。遺産分割協議書は、みんなが平和に遺産を分けるための大切な紙なのです。

 

法定相続人からの死亡情報届け出

法定相続人とは、遺産を相続する権利を法律で定められた親族のことを指します。これには、配偶者、子ども、孫、親、祖父母、兄弟姉妹などが含まれます。(口座名義人が亡くなった時の状況により変わります)

まず、口座名義人が亡くなったことを知ったら、遺産の分配や手続きをスムーズに進めるためにも、法定相続人が銀行に連絡して死亡の事実を伝えることが重要。

法定相続人からの届け出があると、銀行は亡くなった顧客の口座を一時的に凍結し、遺産の安全を確保します。このため、早めに銀行に連絡することが遺産の保護に役立ちます。また、届け出によって銀行も相続人の存在を認識し、遺産分割や相続手続きに必要な情報提供やサポートを行うことができます。

 

届け出を行う際には、亡くなった方の氏名、生年月日、住所、死亡日、法定相続人の氏名や続柄、連絡先などを伝える必要があります。

また、遺産分割協議が終わり、遺産が分配される際には、遺産分割協議書や相続手続き書類(銀行ごとに決まった書式)、印鑑証明書を銀行に提出することで、口座凍結が解除されます。

なお、口座凍結前に亡くなった人の預金を引き出すことは、原則として避けるべきです。これは、遺産の正確な分配を困難にするだけでなく、他の共同相続人との間でトラブルに発展する可能性があるからです。

中には、葬儀費用等を口座名義人の口座から引き出して、領収書を保管しているけれど、他の相続人から「不正に預金を使っている」といわれるひともいるみたいです。どのような経緯、どのような相続人間の人間関係かはわかりませんが、後々の紛争を避けるためにも、事前に「一部支払い」を相談したほうがよさそうですね。
勘違いされるケース
  1. 死亡届を提出したら、口座が凍結される
  2. ひとつの銀行に死亡の連絡をしたら、取引しているすべての銀行の口座が同時に凍結される

銀行は市役所、病院、他銀行と亡くなったひとの情報を共有しません。まだ元気にされている人の口座情報が、市役所、病院、他銀行で共有されないのと一緒です。

実際に口座が凍結されるのは、故人の親族や相続人が各銀行に死亡の連絡を入れた場合です。

訃報が流れたり、新聞に掲載されたり、銀行関係者が葬儀を見ただけで、口座名義人口座が凍結されるということは現在はあまりありません。

 

死亡届を市役所に提出しても、市役所から銀行に連絡が行われることはありません。また、死亡情報が自動登録される銀行間ネットワークなどのシステムは存在しません。

各銀行は独自に口座名義人の死亡事実を把握します。

銀行は新聞のお悔やみ欄などから亡くなった人を把握はするものの、「本人かどうか」「事実なのかウソなのか」わかりません。そのため、ニュースや噂で口座を凍結することは稀です。

各銀行が口座名義人が死亡したことを知る方法

三菱UFJ銀行

相続が発生したら銀行に連絡を
口座名義人が亡くなったら、銀行への連絡が必要です。銀行に連絡せず預金を引き出してしまうと、相続を単純承認したとみなされることもあります。単純承認とは、プラスの財産もマイナスの財産も引き継ぐことで、相続放棄をしたいにもかかわらず、銀行口座から勝手に預金を引き出してしまうと、単純承認とみなされて相続放棄ができないという状況にもなりかねません。
引用:三菱UFJ銀行

三井住友銀行

お手続の前に

お亡くなりになったご連絡(口座の入出金停止)

以下のWebフォームにてお知らせください。郵送にて今後のお手続や、ご用意いただく書類についてご案内します。

  • お亡くなりになったお客さまのお取引内容がわかるもの(通帳・キャッシュカード等)をご準備ください。
  • お亡くなりになったお客さまの口座は、入出金を停止させていただきます。
    公共料金等の定期的な引き落とし、家賃の振込等の予定がある場合は、お早めに引落口座や入金口座の変更手続をお取りください。

引用:三井住友銀行

 

りそな銀行

【STEP1】お手続きのお申出

  • お取引店もしくは最寄の支店にご連絡ください。お取引きの内容、相続方法に応じ、具体的な手続方法を、お取引店の窓口または郵送にてご案内いたします。
  • 郵送の場合は、事情により日数がかかる場合もございます。あらかじめご了承願います。
  • お急ぎの場合は、お取引店にお申出ください。

■ はじめに(ご留意いただきたい事項)

相続の連絡と同時に、お亡くなりになられたお客さま(被相続人さま)の口座は、以下のようにお取扱いさせていただきます。

取引内容 お取扱い方法
お引出し お取扱いできません。
お預入れ お取扱いできません。
お振込みの
受取
先方の銀行に連絡のうえ、振込依頼人さまの指示によりお取扱いいたします。
家賃等の受取予定がある場合は、振込指定口座の変更を早めに行ってください。
口座振替 お引落し(お支払い)できなくなります。

公共料金等の口座振替中の諸代金については、別途お支払いいただくことになりますので、お早めにお引落口座の変更手続を行ってください。

引用:埼玉りそな銀行

2. 遺族が行うべき手続き

手続きの流れ

  • 死亡届の提出(市区町村宛)(銀行宛)
  • 銀行口座の凍結と解除手続き
  • 遺産分割協議

死亡届の提出(市区町村宛)

亡くなった家族がいる場合、遺族が行うべき手続きの最初の一つが死亡届の提出です。死亡届は、身内が亡くなったことを市区町村の役所に正式に報告する書類です。この手続きは、亡くなったことを知った日から7日以内に行う必要があります。

死亡届を提出する際には、次の書類が必要です。

  1. 死亡届け用紙:市区町村の役所で入手できることが多いですが、インターネット上からダウンロードして印刷することもできます。
  2. 医師が記入した死亡診断書:死因や死亡した日時が記載されています。病院や診療所で亡くなった場合は、担当医師から入手できます。自宅で亡くなった場合は、医師作成します。
  3. 火葬許可申請書:火葬許可証をもらうために申請する書類。死亡届とともに提出します。

死亡届は、「亡くなった場所の市区町村」「亡くなったひとの本籍地」「届をする人が住んでいる市区町村へ提出します。。

死亡届を提出することで、遺族年金の手続きや相続手続きを始めることができます。また、死亡届の受理後に発行される死亡証明書は、銀行や保険会社への連絡など、さまざまな手続きで必要になるので、適切な枚数を入手しておくことが重要です。

銀行へ口座名義人が死亡したことを伝える方法

銀行へ口座名義人が死亡したことを伝える方法には、主に「電話連絡」と「銀行への来店」があります。どちらの方法でも可能です。

電話連絡

まず、電話連絡によって銀行に死亡の報告を行うことができます。亡くなった方が口座を持っている銀行のカスタマーセンターに連絡し、口座名義人が死亡したことを伝えましょう。その際、口座名義人の氏名、生年月日、住所、口座番号などの情報が必要になります。また、遺族や法定相続人の連絡先も伝えることが必要になります。

銀行への来店

もう一つの方法として、直接銀行へ来店し、銀行員に口座名義人が死亡したことを伝えることができます。来店時には、死亡証明書や遺族の身分証明書(運転免許証、保険証など)を持参しましょう。これらの書類を提示することで、銀行員が手続きをスムーズに進めることができます。

来店をすることで、その場で相続手続きの書類をもらえます。また、その場で説明を受けることができます。待ち時間や説明を受ける時間は「1時間は容易にかかる」とおもったほうがいいです。
「いくつも銀行を周らなければいけない」「親族が亡くなったことで精神的につらい」といった場合には、銀行へいく時期をずらすのもひとつの手。

また、遺産分割協議書や相続証明書など、相続手続きに関する書類があれば、それらも持参しておくと良いでしょう。これにより、口座凍結解除や遺産の分配など、引き続き行うべき手続きについて相談可能。

いずれの方法でも、死亡の報告後、銀行は口座を凍結し、相続手続きが完了するまで入出金ができなくなります。

口座名義人が亡くなったことを銀行に伝えるときには、遺産分割協議書や相続証明書、遺言書等はなくても大丈夫。あれば、事前に持参すると、後の手続きが楽になることがあるよ。また、銀行員も遺産分割協議書に沿った持参物の案内や書き方の案内ができるよ!

3. 銀行が顧客の死亡情報を管理する仕組み

情報管理の方法

  • 顧客情報管理システム
  • 情報の保護とプライバシー

銀行が顧客の死亡情報を管理する仕組み:顧客情報管理システム

銀行が顧客の死亡情報を管理する仕組みとして、顧客情報管理システムが利用されています。

顧客情報管理システムとは、銀行が保有する顧客の情報を一元的に管理するためのコンピュータシステム。

このシステムには、顧客の名前や住所、口座番号、残高など、さまざまな情報が記録されています。

死亡情報が銀行に伝わると、まず、銀行の担当者が顧客情報管理システムを使って、亡くなった顧客の情報を確認し、その情報を更新。

この際に、死亡日や口座の凍結状況など、関連する情報もシステム内に記録されることになります。

顧客情報管理システムを利用することで、銀行は顧客の死亡情報を正確かつ迅速に管理することが可能。また、このシステムを活用することで、口座凍結や遺産相続に関する手続きが円滑に進められるようになります。

ただし、顧客情報管理システムに記録された死亡情報は、通常、同一銀行内でのみ共有されることが一般的です。そのため、亡くなった方が複数の銀行やクレジットカード会社と取引があった場合、遺族はそれぞれの機関に死亡情報を伝える必要があります。

顧客情報管理システムは、銀行が顧客の死亡情報を適切に管理し、遺族や法定相続人が必要な手続きをスムーズに行えるようサポートする重要な仕組みです。遺族や法定相続人は、このシステムがあることを理解し、適切な手続きを進めることが大切。

情報の保護とプライバシー

亡くなった人の個人情報も銀行は大切に扱います。その個人情報が漏れないように適切に管理しています

銀行が顧客の死亡情報を管理する際、情報の保護とプライバシーが非常に重要な要素となります。銀行は、顧客の個人情報を厳格に管理し、適切に扱うことが求められています。それでは、どのように情報の保護とプライバシーが守られているのでしょうか。

まず、銀行は情報管理の基本ルールとして、個人情報保護法に基づいて運用されています。この法律は、個人情報の取り扱いに関する基本的なルールを定めており、銀行はこれに従い、顧客の死亡情報を適切に管理。

また、銀行内では顧客情報管理システムを利用し、顧客の情報が一元化されて管理されています。このシステムは、情報漏洩や不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策が施されており、顧客情報が外部に漏れることを防いでいます。

さらに、銀行員は顧客情報を取り扱う際に、厳格な秘密保持義務が課せられています。顧客情報は、業務上必要な範囲でのみ使用され、不必要な共有や漏洩が防がれます。

4. 相続手続きの流れと注意点

注意すること

  • 遺産分割協議書の作成
  • 相続税申告
  • 相続登記

相続手続きの流れと注意点:遺産分割協議書の作成

遺産分割協議書は、相続人が遺産の分割について合意した内容を記録する文書。

遺産分割協議書は、相続人全員が署名・押印することで効力が発生します。協議書には、遺産の詳細な内訳や分割方法、相続人の名前や住所などが記載されます。

遺産分割協議書の作成は、遺産分割が円満に進むために重要なプロセス。

相続人間で話し合いを進め、合意に達した内容を明確に記載しましょう。

遺産分割協議書を作成する際には、以下の点に注意。

  1. 相続人全員の合意が必要です。意見が分かれる場合は、調停や裁判を検討必要も。
  2. 遺産の内訳や評価額について、正確かつ詳細に記載しましょう。不明確な記載があると、後でトラブルの原因となることがあります。
  3. 遺産分割協議書は、将来的なトラブルを防ぐためにも重要な証拠となります。協議書の作成には専門家のサポートを受けることをお勧めします。弁護士や司法書士などの専門家が協議書の作成をサポートし、適切な書式や記載内容を確認してくれます。
利害関係の絡む相続人だけで手続きを進めるよりも、第三者の専門家が間にはいってくれたほうが相続人が納得しやすいケースがおおいみたいね。「仲がいいから問題は起こらない」「うちは大丈夫」と思っている人でも、話がややこしくなることがあるよ。

相続手続きの流れと注意点:相続登記

相続登記は、相続人が死亡した人の不動産を自分の名義に変更する手続き。

不動産の所有権移転を法的に明確化するために必要な手続きであり、遺産分割が決まった後に行われます。

まず、遺産分割協議書や戸籍謄本などの必要書類を用意し、登記申請書に記入して地籍課(登記所)に提出します。

手続きは弁護士や司法書士に依頼することが一般的ですが、自分で行うことも可能です。相続登記の手続きには費用がかかり、登記によってかかる手数料や代理人の報酬などを考慮しておく必要があります。

相続手続きの流れと注意点:相続税申告

相続税申告は、相続人が遺産を受け取る際に必要な税金の手続きです。相続が発生した場合、相続税がかかることがあります。相続税は、相続財産の価値に応じて課税されるため、遺産の評価額や法定相続人の数などによって税額が変わります。相続税申告は、相続が開始されてから10ヶ月以内に行う必要があります。

申告書には、相続財産の詳細な内訳や評価額、相続人の情報などが記入されます。相続税申告は煩雑な手続きであるため、税理士に依頼することが一般的。

また、遺産の評価や節税対策についても相談可能。

5. 生命保険に加入しておくメリット

銀行顧客の死亡 (5)

  • 資産の保護と家族の経済的安定
  • 保険金受取人の指定による柔軟な資産分配
  • 死亡保険金の非課税金額

資産の保護と家族の経済的安定

生命保険に加入することで、万が一の事態に備え、家族の経済的安定を守ることができます。保険金が支払われることで、急な出費や収入の減少に対処しやすくなることがメリット。

また、借金や住宅ローンの返済にも充てることができるため、遺族に負担をかけずに済みます。

生命保険の種類によっては、死亡だけでなく病気やケガによる収入減にも対応できることも。

保険に加入しておくことで、将来の不安を軽減し、家族の生活を維持することができます。

保険金受取人の指定による柔軟な資産分配

生命保険に加入する際、保険金受取人を指定することができます。これにより、遺産分割を行う際に柔軟な資産分配が可能となります。例えば、特定の家族や親戚に資産を渡したい場合や、遺産相続によるトラブルを避けたい場合に有効です。

保険金受取人の指定によって、遺言書を作成することなく、遺族がスムーズに資産を受け取ることができます。また、指定された受取人に対してのみ保険金が支払われるため、遺産の相続人以外にも資産を分配することが可能。

死亡保険金の非課税金額

生命保険金には、相続税の非課税措置が適用されます。この非課税措置は、「500万円 × 法定相続人の数」という金額が非課税となります。ただし、非課税対象となるのは相続人のみで、基礎となる計算は法定相続人に基づいています。

法定相続人の数ごとの非課税金額

法定相続人の数 非課税金額
1人 500万円
2人 1,000万円
3人 1,500万円
(以下、同様に増える)

この非課税金額は、相続人全員の相続財産から控除されます。例えば、相続人が3人の場合、1,500万円の非課税限度額を活用できます。しかし、非課税限度額を超える部分については、相続税が課税されます。

また、生命保険金等の非課税対象者は相続人のみであり、受取人が法定相続人でない場合は非課税措置が適用されません。

生命保険金の非課税措置を利用することで、のこされた人の経済的な負担を軽減できます。しかし、非課税になるだけにとらわれず、お金を渡したい人や金額、目的を慎重に検討する必要があります。

法定相続人の相続順位と範囲は、民法によって定められています。具体的には、以下のようなパターンがあります。

パターン1:

  • 配偶者
  • 第1順位:子供配偶者 + 子供が相続

パターン2:

  • 配偶者
  • 第1順位:子供がいない場合は、両親が相続
    配偶者 + 両親が相続

パターン3:

  • 配偶者
  • 第1順位:子供がいない場合で、両親もいない場合は、兄弟姉妹が相続
    配偶者 + 兄弟姉妹が相続

表にまとめると以下のようになります。

順位 相続人 パターン1範囲 パターン2範囲 パターン3範囲
常に 配偶者 配偶者 配偶者 配偶者
第1 子供 子供 両親 兄弟姉妹
第2 両親(子供なし)
第3 兄弟姉妹(子供・両親なし)

なお、これらの相続人の範囲と相続順位は、遺言がない場合に適用されます。遺言がある場合は、遺言に従って相続が行われます。

※相続人が死亡いるケース等で相続人が変わるケースがあります。こちらの表は例ですので、詳しくは税理士さんや税務署、銀行員におたずねください。

 

6. 口座凍結後の対処法

注意すること2

  • 相続手続きにて凍結された口座の払い出し方法と必要書類
  • 口座凍結中の入出金ができない状況への対応方法

相続手続きにて凍結された口座の払い出し方法と必要書類

相続が発生した際、故人の銀行口座は凍結されます。凍結された口座からの払い出しを行うには、相続手続きが必要。

まず、相続人全員が同意した上で、遺産分割協議書を作成しましょう。

次に、払い出しを受けるために必要な書類を揃えます。

主な書類には、遺産分割協議書、戸籍謄本、印鑑証明書、預金通帳やキャッシュカードなど。

これらの書類を揃えた上で、故人が口座を持っていた金融機関に提出し、払い出し手続きを行います。手続きが完了すれば、口座からの払い出しが可能になります。

相続手続きは銀行毎に書類がちがいます。また、記入方法もとてもわかりづらい。書類に記入するひとは、自分だけではなく、相続人全員でないといけない書類もあります。書類に不備があった場合には、相続人全員の訂正印が必要になるケースもあります。経験上、書類不備がおおい部分です。

口座凍結中の入出金ができない状況への対応方法

遺産分割前の相続預金の払戻し制度は、口座名義人が亡くなり、遺産分割が終了するまでの間、相続人が生活費や葬儀費用などに必要なお金を相続預金から引き出せるように設けられた制度。これにより、遺産分割が終了する前でも一定額の相続預金を払い戻しすることが可能。(銀行に事前に相談したほうがよい)

払戻し方法には、以下の2つの方法があります。

  1. 家庭裁判所の判断による払戻し制度 相続人が家庭裁判所に申し立てを行い、審判や調停を得た場合、相続預金の全部または一部を仮に取得し、金融機関から単独で払戻しを受けることができます。ただし、生活費の支弁等の事情が認められ、他の共同相続人の利益を害しない場合に限ります。
  2. 家庭裁判所の判断を経ずに払戻しできる制度 各相続人は、相続預金のうち、口座ごと(定期預金の場合は明細ごと)に計算式で求められる額について、家庭裁判所の判断を経ずに金融機関から単独で払戻しを受けることができます。ただし、同一の金融機関からの払戻しは150万円が上限です。例:一部引き出しをしたい人が相続人である長男であった場合
    相続開始時の預金額 口座・明細基準 法定相続分 払戻し額
    600万円 1/3 1/2 100万円

    この表では、相続開始時の預金額、口座・明細基準、法定相続分、そして最終的な払戻し額が示されています。例えば、長男は相続開始時の預金額が600万円で、口座・明細基準が1/3、法定相続分が1/2であるため、払戻し額が100万円となります。

銀行により、手続きの流れや書類が変わるので、銀行に手続きを聞いたほうがはやいし、正確だよ。

 

7. よくある質問

よくある質問

  • 亡くなった人の預金を口座凍結前におろしてもいい?他の共同相続人との間でトラブルになることがある?
  • 口座凍結の事実は他の銀行にも共有されるの?共有されない

 

Q: 亡くなった人の預金を口座凍結前におろしてもいい?

A: 口座凍結前はおろすことができてしまいますが、他の共同相続人とのトラブルになる可能性があります。他の相続人と相談することが望ましいです。

 

Q: 口座凍結の事実は他の銀行にも共有されるの?共有されない?

A: 通常、銀行間で口座凍結の情報は共有されませんが、相続手続きが完了するまで各銀行で口座が凍結されます。

 

8. まとめ

MATOME

 

  • 銀行が顧客の死亡を把握する方法と遺族が行うべき手続きについて理解を深めましょう
  • 早めの準備と適切な手続きを行うことで、スムーズな相続手続きが可能になります
  • 生命保険の加入や口座凍結後の対応策など、事前に検討しておくべきポイントを押さえましょう
  • よくある質問を参考に、トラブルを避けるための注意点を把握してください
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