内部管理責任者資格試験【わかりやすい】元銀行員が解説

内部管理責任者とは

内部管理責任者資格試験とは

営業をしない人がする仕事。

 

他の銀行員が無茶な営業をしないように監視する立場の人。守りの役目であり、「守りの要(かなめ)」

 

 

内部管理責任者ないぶかんりせきにんしゃ

意味 [自主規制用語]

支店や部署の営業活動等が適正に遂行されているかについて管理を行う非営業職の者。

日本証券業協会が実施する資格試験に合格した内部管理業務の管理職がその任にあたっている。
引用:日本証券業協会

 

顧客保護や法令の順守をおこなうことによって、正しい営業をしますということ。

かなり内容をかみ砕いて、じぶんの言葉と感覚で説明してみました。

皆さまは引用した「日本証券業協会の引用文」を読み、各自で意味を理解してください。

協会員の内部管理責任者等に関する規則きょうかいいんのないぶかんりせきにんしゃとうにかんするきそく

意味 [自主規制用語]

日本証券業協会の自主規制規則。

法令諸規則等の遵守の状況を管理する業務に従事する役員及び従業員の配置、その資格要件、責務等を定めることにより、協会員の内部管理態勢を強化し、適正な営業活動の遂行に資することを目的としている。

引用:日本証券業協会

 

記事の執筆者
10年以上の銀行員経験を持ち、メガバンクで資産運用から金融商品の提案・販売まで多岐にわたる業務を経験。証券外務員一種二種に合格し、ファイナンシャルプランナーとして1000件以上の相談に対応。内部管理者責任者試験にはほぼ資格対策をせずに受験。結果合格。その専門性と信頼性で読者に役立つ情報を提供します。

 

出世のためには内部管理責任者の資格が必要

さらに、協会員の内部管理態勢を盤石にし、適正な営業活動の遂行に資するため、自主規制規則において営業責任者及び内部管理責任者制度を設けており、その資質の適格性を確保する観点から、営業責任者及び内部管理責任者の資格要件として内部管理責任者資格試験に合格すること等を求めている。

引用:日本証券業協会

日本証券業協会からも、部店のトップになるためや内部管理の責任者になるために内部管理責任者資格が必要と言われています。

 

銀行内部の決まりではなく、日本証券業協会からもこのような決まりを言われているのが興味深いですね

内部管理責任者資格試験 難易度

内部管理責任者資格試験は、「銀行員としてのモラル」や「お客さんを守るためにはどうしたらいいか」という内容が基本です。

そのため、銀行員としての経歴が浅い方には難易度が高いと言えます。しかし、銀行員として何年も従事している方にはあまり難しくない試験と言えます。

また、入行から間もない銀行員の方にとっては、「内部管理システム」や「規則」などに関する知識も必要ですので、より内容が複雑に

感じられます。

一部では、「内部管理責任者資格を証券外務員一種を取得した後に、すぐ内部管理責任者資格を取得したほうがいい」という意見もありますが、私の意見はちがいます。

私の場合は、入行後数か月で証券外務員一種を取得しましたが、内部管理責任者資格試験をすぐに受けませんでした。内部管理責任者資格のことを知ってはいましたが、名前を知っているだけ。上司からも内部管理責任者資格試験を受けろと言われてませんでした。もしかしたら、上司から言われたことがあるかもしれませんが、あまり記憶にありません。試験準備をすることもなかったので、内部管理責任者資格を受けろと言われなかったのだとおもいます。

 

 

入行してから数年後に、上司からこう言われました。

上司
内部管理責任者資格を持っていないの?資格を持ってないんだったら、内部管理責任者の資格を取ったほうがいいよ

 

私は内部管理責任者資格試験を受ける決意。その日のうちに、試験に関する通達を調べました。

 

 

 

筆者
銀行内部で資格試験を受講する手続きをすぐに済ませ、内部管理責任者資格試験の動画をみました。
特別な勉強はほぼなし。
銀行に入って数年間、仕事をすると、内部管理責任者資格試験の内容は、通常の業務で行っているものなので、勉強する必要が『ほぼなし』。

 

 

日々の通達やコンプライアンスに関わる勉強会に参加していれば、内部管理責任者資格試験に合格できるだけの知識は身に付きます。

入行後、証券外務員一種に合格した後に、すぐに内部管理責任者資格試験をがんばって勉強するより、数年後にほぼ勉強せずに「内部管理責任者資格試験」に合格したほうが楽だとおもいます。

 

 

しかし、以下のような方にこの方法は向きません。

  • 上司から内部管理責任者資格試験を受けろと言われた方
  • 取れる資格はすぐに取りたいという方
  • すぐに出世したい方

 

 

「上司から試験を内部管理責任者資格試験を受けろと言われた」「はやく出世したい」という方は証券外務員一種に合格した『すぐ後』に、内部管理責任者資格試験を受けたほうがいいです。

銀行員歴がまだ浅い新入行員の方は、証券外務員一種に受かる前よりも、証券外務員一種に受かった後のほうが、内部管理責任者の合格率が上がります。

なぜなら、証券外務員一種と内部管理責任者資格の勉強範囲が被るところがあるからです。

日本証券業協会が発表している合格率は高くみえますが、適当に勉強して受かるような試験ではありません。

入行したてで内部管理責任者資格試験を受ける場合にはしっかり勉強してから、試験を受けましょう。

 

 

上司に内部管理者責任者試験を受けろと言われて、その指示を「無視」したら、後でどうなるかわかりませんね。やめましょう

 

 

日本証券業協会発表の合格率

合格率は8割以上のため、合格しやすい資格と言えます。

会員内部管理責任者資格試験の受験資格を、本協会が認める金融商品取引業に関わる組織・団体の役職員に対し一部拡大している。本年度における協会員等の役職員を対象とする内部管理責任者資格試験(会員内部管理責任者資格試験及び特別会員内部管理責任者資格試験)の受験者数は計18,754名、合格者数は計15,565名であった。また、他の金融商品取引業に関わる組織・団体における会員内部管理責任者資格試験の受験者数は計18名、合格者数は計17名であった。
引用:日本証券業協会

 

内部管理責任者資格試験 過去問

内部管理責任者資格試験の過去問は公表されていません。そのため過去問を用いた予想問題や模擬試験などを会社で配布されたテキストや動画、市販されている参考書や問題集をもとに勉強することになります。

過去問の内容としては

「営業責任者は金融商品取引法やコンプライアンスを順守し、営業単位に所属する~」

「債券の利回りを計算させる問題」等の内容がでています。

回答は選択式。

試験で出題される問題内容は、国内外の法令・規則、倫理的・道徳的な問題、内部管理システムや規程、リスクマネジメントなどに関する知識やスキルです。

入行したてだと、聞きなれない用語ばかりなので、とっつきにくい問題文が出題されています。

 

「会員」「特別会員」とは?

銀行員でも「会員」の内部管理責任者資格試験に申し込み可能。

*個人で申し込みはできません。会社経由で申し込みをする必要があります。

特別会員 正会員
定義 銀行や保険会社などの金融機関 証券会社
対象者 金融機関の従業員 証券会社の従業員
受験資格 金融機関の従業員のみ 証券会社の従業員
業務範囲 限られた有価証券を取り扱う 幅広い取引業務が可能
取扱い商品 国債・投資信託など 株式、信用取引、デリバティブ取引など
  1. 特別会員と正会員の対象者は異なり、特別会員は銀行や保険会社のような金融機関の従業員が、正会員は証券会社の従業員が対象。
  2. 受験資格についても違いがあり、特別会員は銀行や保険会社のような金融機関の従業員が受験できます。正会員は証券会社が受験可能。
  3. 業務範囲では、特別会員は限られた有価証券の取引を行うことができますが、正会員は幅広い取引業務が可能です。
  4. 取り扱うことができる商品にも違いがあり、特別会員は国債・投資信託などが中心ですが、正会員は株式や信用取引、デリバティブ取引なども含む多岐にわたります。
  5. なお、正会員は特別会員の業務も行えるため、金融機関への転職も可能ですが、特別会員は正会員の業務ができないため証券会社への転職時には、資格を取りなおします。

日本証券業協会の令和3年度 事業報告書をみると

試験種類 会員等 特定業務会員 特会等 合計
一種外務員資格試験 4,016 86 22,915 31,707
二種外務員資格試験 955 13 3,314 7,128
会員内部管理責任者資格試験 3,743 15 13,158 16,934
特別会員一種外務員資格試験 0 0 5,295 5,295
特別会員二種外務員資格試験 0 0 9,566 9,566
特別会員内部管理責任者資格試験 0 0 1,838 1,838
合計 8,714 114 56,086 72,468

*「一般の受験者の人数」は削除しているため、合計の数字に誤差があります。

「会員」内部管理責任者資格試験の受験者が圧倒的におおいね。銀行員だからといって、簡単な「特別会員」内部管理責任者資格試験ではなく、「会員」内部管理責任者資格試験を受験させている銀行がおおそうね。
「会員」内部管理責任者資格のほうが「高度な知識が必要とされる」から、銀行にとっては「会員」内部管理責任者の資格をとってもらいたいのね。
どちらの資格が必要かを通達や人事部に確認したほうがいいね。

おすすめテキスト

 

テキストや問題集は会社から支給されるのであれば、それを使ってください。その場合は、おそらく無料でテキストと問題集が手に入ります

 

 

そのため、これから紹介するテキストや問題集を買う必要はありません。

 

もし、「勤務先から参考書や問題集が手に入らない」「すぐにでも試験勉強をしたい」という場合には、これから紹介する書籍をご購入ください

 

 

内部管理責任者資格試験のためのテキストは様々なものがあります。以下が一例です。

教材: 内部管理責任者資格試験に必要な知識やスキルを学習するための教材があります。この教材は、「内部管理システムや規程」、「倫理的・道徳的な問題」、「リスクマネジメント」などに関する内容がカバーされています。
問題集: 内部管理責任者資格試験の準備に役立つ問題集があります。この問題集は、過去の試験問題をまとめたもので、合格するために必要な知識やスキルを確認することができます。
模擬試験: 試験形式や問題集が似た模擬試験もあります。この模擬試験を通じて、本番試験で遭遇する可能性のある問題に対する対応力を確認可能。

これらのテキストは、書店やオンラインストアなどで入手することができます。内部管理責任者資格試験に合格するためには、これらのテキストを適切に利用して学習することが大切です。

内部管理者責任試験は「ファイナンシャルプランナー3級のように、一般の人も受けるメジャーな資格ではない」ため、もともと出版されている種類が少ないです。そのため、書店に行っても吟味するだけの種類がありません。オンライン購入が確実で早いです

 

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(テキストは「会員用」上のリンクにあるテキストをつかってください)

 

勉強時間目安

内部管理責任者資格試験に合格するためには、適切な学習時間の確保が重要です。

まずは問題集を確認したうえで、自分の知識の有無を確認しましょう。

また、自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて勉強時間を見積もりましょう。

 

勉強時間の目安としては10~20時間の勉強時間を確保できれば、内部管理責任者資格試験に合格する可能性が高まります。

あくまでも勉強時間は個人差がありますので目安として考えてください

 

 

 

まとめ

内部管理責任者資格は

  • 証券外務員一種の取得後に受験。もしくはすぐに受けずに、数年後に受験。
  • テキストは基本的に会社からもらったテキスト・問題集を利用
  • 勉強時間は10~20時間を目安に確保
  • 内部管理責任者資格は出世に必要

となっています。

試験は難しくないため、緊張せずに試験を受けましょう!

 

 

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