銀行員を辞めて【よかったこと】【後悔したこと】元メガバンカーの経験談

目次

銀行を辞めて後悔より、辞めてよかったいう声が多数!?

 

  • 転職サイトのクチコミ「銀行を辞めて後悔した」という声が少ない
  • SNSには銀行でのグチが多数
  • わたし自身も銀行員を辞めて後悔していません

銀行を辞めて後悔したケースは少数派です。

この記事では「銀行を辞めて後悔したこと」「よかったこと」を説明します。

わたしもメガバンクで10年以上、働いたため銀行をやめた方の意見がよくわかります。

 

銀行を辞めてよかったこと

目標(ノルマ)に縛られなくなった

銀行員時代にあった「営業ノルマ」がなくなります。

「営業ノルマ」を達成するために

  • 今日はどのお客さんにアポを取ろう
  • アポを取っているお客さんにはどのような提案をしよう
  • ノルマが足りない分はどのお客さんで取ろう
  • お願い営業
  • 半ば強制的な商品販売
  • ノルマを達成しても、追加のノルマが与えられる

営業ノルマを達成するため、やらなければならないことが沢山。

 

 

退職後に転職した先の企業や働き方にもよりますが

同業者や忙しい会社を選ばなければ

ノルマの苦しみを味わうことはありません。

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銀行では企業や個人への融資、投資信託や保険の販売、定期預金の作成等々、幅広い業務があります。業務があるということは銀行員…

 

ツライ人間関係がなくなった

支店や部署にはひとり「お局」と呼ばれる存在の人がいます。

お局は長年、銀行業務に携わっているため

  • 知識
  • 経験
  • 人間関係

が豊富です。

お局は部署内での発言力も大きいため、同僚や上司も抗えません。

 

銀行を辞めるときにはお局さんともおさらばです。

お局との関係で困っていた方は精神的に良い結果をもたらします。

 

ウマの合わない同僚

お局だけでなく、仲がわるい同僚と縁を切れます。

 

支店長が人事部に推薦できる人数は限られています。

そのため、同じ領域で働いている銀行員には自然と利害関係が生まれます。

互いに足を引っ張り合うことが珍しくありません。

そんなストレスフルな銀行から解放されます。

細かい事務から解放

人によっては細かい作業や確認が性格にあわない人がいます。

  • 印鑑の傾き
  • 書類のホッチキス止めの性格さ
  • 減点主義
  • 申込書の訂正方法にお客さんの印鑑が必要

細かいことから重要なことまで、銀行では神経をつかいます。

 

人によっては神経をつかっても細かい作業ができないひともいます。

そういった人たちにはミスが許されない細かい事務からの解放は大事です。

 

副業のハードルがたかい

銀行が認めている副業は完全にフリーではありません。

本業に関係する副業が基本です。

銀行員はプライベートな時間でおこなう副業にも制約があります。

 

銀行員の副業を扱った記事はコチラ

 

金曜日の異動発令に怯えなくなった

銀行員の常である「転勤」から離れられます。

無意味な緊張から解放されます。

 

また、自宅から遠くの支店への異動や地方転勤の恐怖からも逃れられます。

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AFP・CFPの年会費を払わなくなる

年会費 支払年数
AFP 12,000円 360,000円(30年間)
CFP 20,000円 500,000円(25年間)

表の見方が分かりづらくて申し訳ありません。

ここで説明したいことは

  • AFP取得者 年会費12,000円
  • CFP取得者 年会費20,000円

を支払う必要がなくなる。

 

  • 30年間、AFPを保有した場合には36万円
  • 25年間、CFPを保有した場合には50万円

を支払うことになります。

銀行に勤めている場合にはAFP・CFPは必要な資格ではありますが

そこまでして年会費を支払う価値があるのかと思います。

  • 毎月送られてくる月刊誌
  • 名刺に載せる価値を見出せないAFP資格(CFPは別)
  • 継続教育制度

年会費を支払ってよかったことは極めて少ないです。

この価値をあまり見出せない資格の費用を払わなくなることはメリットです。

プライベートの時間を資格勉強に費やさなくなった

プライベートな時間を勉強に費やすことは悪いことではありません。

といえ

  • 銀行のみで役立つ資格
  • 資格を落とせない恐怖
  • 高い試験料

を考えると、プライベートな時間に強いられる資格勉強は苦痛でしかありません。

 

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飲み会が減った

銀行 飲み会一覧。

  • 新年会
  • 送別会 (支店内編、部署内編、仲がいい人たち編)
  • 歓迎会 (支店内編、部署内編)
  • 期末終わりに「期末はおつかれさま飲み会」(支店内編、部署内編)
  • 期末直前に「期末にがんばろう飲み会」(支店内編、部署内編)
  • 本部から偉い人が来たときの接待飲み会
  • 一次会では終わらない。(二次会、三次会、終電後もつづく)
  • 突発的なお誘い飲み会
  • おきゃくさんのゴルフ接待
  • おきゃくさんを飲食店で接待

定型的な飲み会だけでもこのような機会があります。

ほぼ同じメンバーでだらだら飲んでてどうなるのでしょうか。

それに半強制的に飲み会には参加です。

 

職場での人間関係をよくするためにも

すべての飲み会を否定するわけではありません。

とはいえ、こんなにも飲み会に参加する必要性が感じられません。

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飲み会の出費が少なくなった

飲み会の機会がへると出費がへります。

参加したくもない飲み会に出席して

毎回、数千円の費用を払い続けることがなくなります。

意味のない出費がなくなります。

出向の低年齢化をさけられる

銀行では50歳ころになると関連会社や親密先企業に出向になりました。

給料が半分近くになったり、出向先で初めての業務に取り組んだりと

大変な将来が待っています。

それに加えて、

  • 出向先の減少
  • 役職定年の年齢が引き下がる

といった逆風が吹いています。

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銀行を辞めて後悔したこと

給料が下がる

銀行で受け取っていた給料と転職先の給料によります。

とはいえ、銀行の給料が同年代の給料(上場企業等を除く)を比べるといい場合があります。

 

会社経営者が銀行員の給料を聞くと

「その給料は、わたしの会社の同年代のひとの給料ではありえない」ということもあります。

 

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積み上げてきたキャリアをすてる

ストレスに耐えて積み上げてきたキャリアをすてることになります。

順調に銀行員としてキャリアを積み上げている銀行員は

そのキャリアをすててまで転職等を考える必要なないとも言えます。

銀行の経営方針をリアルタイムで学べなくなる

支店に出勤するとまずはパソコンの立ち上げをし、真っ先に本部からの通達をチェックします。

通達には

銀行がどのようにして

  • 日本の金融融システムを作っていくのか
  • 具体的な本部の考え方と銀行全体の方向性

を知ることができます。

銀行員でなくなった今までに現場で知ることができたこの経験を二度できません。

この銀行がどのように時代を歩んでいくのかを感じらないことは残念です。

 

銀行はおそらく規模が縮小していくと思われるが・・・

銀行は金融という経済の流れの一端を担っている業態は

今後もなくなることはないでしょう。

もちろん

  • 業務の一部をスタートアップの会社に奪われても、多岐にわたる仕事がある銀行は仕事がなくならない
  • 銀行の規模が小さなっても、他の銀行と合併して生き残る

という考えから、完全に銀行がなくなることは考えられません。

なくなることがない銀行から離れることはマイナスかもしれません。

 

しかし、以下のポイントを考えるとマイナスではありません。

  • 出向年齢が年々、若くなっている
  • メガバンクが新しい金融システムに遅れている
  • 人員削減
  • 他の企業に金融業務の一部を奪われている

ということを考えるとも銀行を辞めても後悔しないと考えられます。

ばんく かなだblog

金融や銀行に向いている性格や特徴と向いていない人のケースについて説明しています。私が銀行員として働いていた中で感じたこと…

 

経済の話題に疎くなる

日経新聞等で毎日、経済の流れを確認した習慣が薄れます。
そのため、金融に対する新しい知識が入りにくくなります。

その代わりに今まで見向きもしなかったような
エンターテイメント系のジャンルに詳しくなります。

 

給料をもらいつつ資格取得ができない

在職中は実務・人事評価のために資格勉強をしました。
資格を取得すると手当がもらえることがありましたが、その手当がもらえなくなります。

給料をもらいながら、資格勉強をすることができたのはメリットでした。

転職をしなくても部署を変えればいい

人によっては
銀行を退職せずに
他部署にキャリアを変えればよかったという方がいます。
なぜなら銀行は従業員数が多いこともあり、部署が多数あります。
そのため、わざわざ転職をしなくても銀行の中で他部署にチャレンジすれば

あたかも転職したようにできます。

もちろん人事評価は引き継がれるので
評価をゼロクリアにすることはできません。

もし営業の部署で
銀行を辞めたいと思ってる方がいたら今まで経験したことのない部署へ
異動の希望をだすのがいいと思います。
それでも銀行を辞めたければ退職するのがいいと思います。

ある関連会社の職場環境

私が関連会社に研修目的で終日滞在した際には
その関連会社の職場の雰囲気が
支店の雰囲気と違いすぎて唖然としました。
その職場の方は平均年齢が40歳前後。
みんなが何年も同じ業務を行なっているため
職場内全員が仕事を熟知していました。
そのため
急なお客さんの契約が入っても
誰かがすぐに対応でき、心の余裕も十分。
みんながとてもフレンドリーでした。
そして毎日、ほぼ定時で仕事を終えてました。
給料が下がったり、出世は難しいですが
定期的な収入とプライベートの時間を確保するという意味では
悪くない選択です。
もし転職をしたければ、
プライベートな時間を増やす部署に異動し、転職活動しましょう。

 

 

家賃補助がなくなる

世帯によりますが
人によっては10万円近い家賃補助を受け取っています。
退職後は家賃補助が支給されませんので
経済的な痛手が増えます。
年間にすると100万円近くになります。

家賃補助はすべての企業が採用しているわけではないので

家賃補助をもらえる権利がなくなることはデメリットです。

独身寮からの退寮

 

若い年代の銀行員は独身寮から退寮しなければなりません。
数万円で光熱費込みで寝泊まりできる権利を放棄しなければなりません。
独身寮の煩わしさからは解放されますが、地域の家賃相場よりも安く住むことはできません。

クレジットカードの審査に通りにくくなる

銀行在職時に気にすることはなかった「信用情報」を気にするようになります。例えばクレジットカードの申込時に
今までは簡単に審査が下りたものが無職になるとすんなり審査に通らなくなります。

テーマパークや映画での割引がなくなる

福利厚生で各種テーマパークや宿泊施設を割引価格で利用できていました。
この割引が利用できなくなります。
割引利用ができなくなったとはいえ
一回、数百円程度なのであまり大きな痛手ではありません。
ホテルの予約はじゃらんや楽天トラベルの方が安かったりします。

 

銀行独自のイベントに参加できない

銀行にいると極まれにイベントのお誘いがあります。

  • 博物館への招待
  • 演奏会への招待
  • テーマパークの貸し切りに参加

こういったイベントに参加できなくなります。

人との交流が減る

支店に出勤することがなくなったので単純に人との関わりが減ります。
銀行を退職後すぐに、次の会社に就職すれば話は別ですが

無職になると人との交流が減ります。

 

他業種との交流がなくなる
銀行は関連会社と関わるケースが多いです。
証券会社や保険会社、不動産会社と多く関わります。
そのため、今までは普通に聞けていた各会社の内部事情や保険会社の営業方法、
不動産市況等の情報を簡単に得られなくなります。

私は他の業種の方の話を聞くことがとても好きであったので、この機会がなくなることは残念でした。

転職先 マニュアルがない

銀行ではひとつひとつの業務にマニュアルがあります。

マニュアル通りに仕事をおこなえば、ミスが起こりません。

それが他の会社にいくと

マニュアルがなく、じぶんたちの裁量で仕事をするケースが増えます。

元銀行員はマニュアルがないままに仕事をすることに不安を感じます。

 

銀行は休暇がとりやすかった

  • 有給休暇
  • お盆を避けた一週間続けての連続休暇
  • 育児休暇
  • 産前産後休暇
  • 突発的な休暇
  • メンタルを病んだ時の休暇

銀行は法律で定められた休暇を中心に休みがとりやすいです。

この権利を放棄することになります。

社内預金ができなくなる

銀行員だと金利がよくなる定期預金があります。

少額ですが、金利が有利な定期預金をできなくなることはデメリットです。

 

 

 

Twitterの声

銀行を退職すると決意した時にしたこと【体験談】

銀行の手続き(マニュアル)を探す

銀行を退職するときにまず気になることは

退職する時に銀行ではどんな手続きがあるのだろう?

でしょうか。

どんな順番で退職手続きを進めていけばいいんだろう。
どんな順番で退職の意向を伝えればいいのかな。

 

ぼやーっとしたイメージはありますが

退職の際の手続きを知っている方は少ないです。

 

ちなみにインターネットで銀行を退職するときの手続きを検索しても

 

詳細な情報はありません。

 

 

退職の手続きをパソコン、タブレットで調べる

退職手続きが融資審査や運用商品手続きと同様に銀行手続きのひとつです。

そのため、パソコンやタブレットをつかって調べました。

口座を解約するのと同様

銀行員がひとり辞めることなんて

口座解約と同様に業務の一環でしかありません。

 

自分の退職金を計算する

 

今まで自分自身の退職金の計算をしっかりしたことがなかったので

筆者
わたしは退職金の計算をしたことがなかったため、出てきた金額に愕然としました。
この時、退職の意向が強まりました

 

 

銀行を辞めずに働いても

退職金は貯まらないだろうなあ。

 

全国の支店数も年々減ることがニュースにもでているから

支店長や課長のポストも減少中。

 

 

退職金について

明るい未来を描けませんでした。

 

 

自分の給与がわかる書類を印刷する

退職後に確定申告をするケースもあるため
源泉徴収票等は事前に印刷して持っておく必要があります。

 

転職サイトのDODAに登録

私がDODAを利用したのは友人からの勧めでした。

会員登録をすると同じ銀行に勤めている転職希望の人のクチコミを見ることができます。

そこには銀行の将来性に対する不安、企業風土に関する不満等がリアルに書き込まれていました。

 

 

  • 私が普段、考えていたことと同じような内容
  • 実際に銀行に勤務していないとわからない情報がクチコミで書かれてました

イメージとしては、みんなの就職活動日記の転職者バージョンのような感じです。

クチコミを見るだけでも十分に価値がありました。

 

 

人事部に内線でわからない手続きを聞く

人事部の担当者の方の対応はすごく丁寧です。

 

実は、初めて退職手続きを人事部にきくときはどきどきしました。

軽くあしらわれるのではないか
面倒くさいと思われて、塩対応されるのではないか

 

不安でいっぱいでしたが、人事に担当者はとても丁寧な対応でした。

私はリラックスして質問できました。

机の中を整理する

退職をするときにバタバタしないように机の中や棚を整理します。

  1. 自宅からネクタイをし忘れた際の予備用ネクタイ。
  2. 弔辞用のネクタイ。
  3. 食事でYシャツを汚した際の予備Yシャツ。
  4. 雨で靴下が濡れた際の予備靴下。
  5. 出勤前に髭を剃り忘れたときに使うカミソリ。

整理するだけではなく、いつでも退職できるように

ウェットティッシュで机やロッカーを拭きます。

ネームプレートを外すことも忘れずに。

 

一日二日で退職するわけではないので、焦らずに片づけをしましょう。

 

やらないほうがいいこと

退職の手続きを印刷したものを机の中や棚に保管しない。

机や棚の中を抜き打ちでチェックされることがあります

監査の担当者に印刷された退職手続きを見られると気まずいです。

小まとめ

銀行を辞めるときにすることは

どの銀行でも

  • 退職手続きを調べる
  • 源泉徴収票を印刷
  • 退職金を調べる

といったことは共通しています。

退職を考えているときは参考にしてください。

まとめ

以上が銀行を辞めて後悔したこととよかったことです。

記事を書いてみて、既に銀行を辞めた方や私自身の経験を踏まえて

銀行を辞めることに対して大きな後悔はないと言えます

仮に銀行を辞めないとしても

転職せずに思い切って他部署へ転勤

をすることが良いです。

転職するとなると

  • 転職サイトへの登録
  • 履歴書の作成
  • 面接の対策

をやる必要があります。

そのため、銀行を辞めないにしても

経験したことがない他部署へ思い切って異動願いを出す。

そして、新しい部署が自分に居易い場所かを見極めることがいいと思います。

それに加えて

  • 信頼できる上司に「やりがい」「年収」を聞いてみる
  • 転職サイト・エージェントで自分の市場価値を知る

ことも方法のひとつです。